アニメゆゆ式における主要登場人物以外のキャラクターのあり方
本来は25日のエントリーでした。
最終日に腰掛けておきながら大遅刻という失態、大変申し訳ありませんでした。
なんとか年内にとは考えていたので、ここにその記事を投稿します。
本当は上図のようにアニメにおける野々原ゆずこの声を分析して「波形もかわいいね!」などと宣うつもりだったのですが、分析を続けていくうちにユユシキ・リアリティ・ショックを発症してしまい、年内にまとめるのは実質不可能と判断したため、また別の機会に投稿できればと思いますので、その手の記事を期待した方など皆無でしょうが、万が一居ましたら気長にお待ち下さい。
よかったらそれまでに上の波形が何の台詞かを当ててみるといいでしょう。
話は変わって"モブかわ"というネットスラングがあります。
大方、「モブキャラクターが可愛い」の意味で使われていると思います。
ゆゆ式にも例外なくそれが適応されていると私は考えます。
ゆゆ式におけるモブかわは、基本的に三上小又先生の采配によって生み出されていると思われますが、アニメにおいてはそれを軸とし、動きと音が加えられます。
そこで今回、アニメのゆゆ式における主要人物以外のキャラクター描写と、声の演出を振り返ってみます。
なお、色がついていないモブや非常に細かく描写されているモブも全部スクショしているとキリがないので、色がついていて顔が視認できるシーンと、声が付いているシーン(太文字で概要などを補足)のみを抜粋しました。シークバーを飛ばしながらスクリーンショットをしていたので、ごっそり見落としがあったらごめんなさい。
各話数ごとに拾いつつ、声の演出があれば、モブかわを支える声優さんたちを紹介します。
第1話
唯の母(声だけ)CV:かかずゆみ
世間一般ではドラえもんのしずかちゃんなのですが、90年代後半から2000年代にかけての一部声優ファンが反応しやすいと思われるお方。ガンダムXのサラをはじめ、様々なヒロインを担ってきた。最近はかみさまみならいヒミツのここたまにおシャキ役で出演。
モブちら、ピントズレがいい味出してる。
すかさず現れるお団子モブかわ。
小さいけど左ロング、右ショート
三本指ピース
掲示板前のガヤ
校内放送の声
校長先生 CV:一城みゆ希
校長先生の声をあてた氏は、過去にも様々なマダムボイスを披露しており、直近の作品では純潔のマリアのナレーション(マーサ)や、ごちうさ第2期の千夜の祖母なども担当した。
カメラもう少し左上か右下お願いします。
縁の左の子はきっと縁と近いタイプだと思う。
あともう1つ左の子絶対可愛いのでカメラもう少し(ry
さっきの集会後、左のポニテ娘さんはゆずこの隣か相川さんの隣か。
後ろの娘は唯の隣っぽいような、確証が欲しいところ。
このモブの中だと一番右の娘が好みです。モフりたい。
書店店員 CV:櫻井浩美
後にコンビニ店員としても登場する店員モブ、中の人は過去にAngel Beats!の仲村ゆり等をはじめ各作品のメインキャラクターを担当していた。ここ数年はジャンルレスにサブヒロインやモブキャラをこなしている、まさにモブかわを支える1人と言えよう。
「本屋さんです」の時の営業スマイルも、とてもグッドです。
好きな英単語のくだり、「コーラ!」の庶民的な感じが良い。
購買部のガヤ
ここまで特定してない分についてはキャストを参照
女子生徒1 CV:村川梨衣
女子生徒2 CV:大西沙織
女子生徒3 CV:田頭里奈
3人共ハッキリとした役ではなかったので、まとめてやったのかなあと思う。
村川梨衣氏は2011年から声優として活動、モブをこなしていくうちにのんのんびよりの一条蛍や、ビビットレッドオペレーションの二葉あおい、えとたまのにゃ~たん等のメインヒロインを演じるようになる。
大西沙織氏は2012年から声優として活動、この方もモブをこなしていきながら白銀の意思アルジェヴォルンのジェイミー・ハザフォードや、selector infected WIXOSSのピルクク、冴えない彼女の育てかたの澤村・スペンサー・英梨々といった主要キャラクターを演じている。
田頭里奈(でんどうりな)氏は、申し訳ないことにちょっと調べただけでは所属等の詳細が見当たらないものの、この方も2011年からモブをこなし続けている模様。Wikipediaだけだと参加作品が徐々に減っているように見受けられるものの、どうかモブかわを支え続けて欲しい1人である。
そろそろモブかわに戻ろう。
ひかがみだけ隠したローアングルとかフェティシズムすぎやしませんか。
右の娘メガネをかけたらキサラギちゃんっぽいと思う髪型してる。
この学校のポニテ率とロング率が気になる。
第2話
夏服登校風景のガヤ「おはよー」
女子生徒1 CV:大西沙織
女子生徒2 CV:持月玲依
持月玲依氏は2011年に戦国乙女~桃色パラドックス~の今川ヨシモト役でデビューを果たし、以降はちょくちょくとサブヒロインやモブキャラクターを演じている。この方も減少傾向ではあるが、他の仕事にナレーター業などもあるようなので、これからもたまにでいいのでモブかわを支えて欲しい。
ボブ・ショート・イズ・グッド
左からも飛び交うモブかわ。
第3話
唯の母 (声だけ)テレテルー
縁の兄、という感じで第3話はほとんどが唯ちゃん家でした。
第4話
相川さんの回想に出て来る校長先生
モブキャラ、下駄箱で縁と唯に挨拶。
横顔だけなのが惜しい、それがモブの宿命(さだめ)
「松本先生」「おかあさん」
ここの「おかあさん先生」がちょっとふみっぽい。
ケータイいじりモブ越しのモブかわ
振り向きモブかわ
からの
眼鏡っ娘控えめモブかわ
ここまでの女子生徒諸君については
女子生徒A CV:田頭里奈
女子生徒B CV:中村沙彩
女子生徒C CV:洲崎綾
女子生徒D CV:久保ユリカ
この4名で構成されている。田頭さんは第1話でも出てましたね。
中村沙彩氏は現在、北條紗彩と芸名を変えて声優として活動中。アニメの参加作品数は少ないものの、白猫プロジェクトのサブヒロインやモブキャラクターを演じているようなので、他方面のモブかわを支える1人として活躍が期待できる。
洲崎綾氏は2013年あたりから知名度が爆発的に上がったお方で、キルラキルの満艦飾マコ、たまこまーけっとの北白川たまこといった、役の幅とキャラクターの引き出し方に定評のある声優である。モブキャラクターもちょくちょくこなすどころか、本人自身がアニメ化を果たすという謎の快挙を成し遂げている。そんなバイタリティの高さから、これからもモブかわを支えてくれることだろう。
久保ユリカ氏は2012年から様々なモブキャラクターを演じ続けながら、琴浦さんの森谷ヒヨリやVALKYRIE DRIVE -MERMAID-の櫻美鳳といったサブヒロインに抜擢されたり、ラブライブ!の小泉花陽でμ'sだったりする。μ'sでの活躍が目覚ましいために隠れがちだが、何気に役柄の幅が広く、2015年末日時点で来年も既にキャスティングが3作品ほど決まっているほどの勢いを持っている。アニメのラブライブ!が落ち着いたので、これからのモブかわが期待できる1人だ。
保健の先生 CV:葉山いくみ
2004年にデビューし、様々な経緯から2009年あたりから本格的な声優業を営む氏は、多くのモブキャラクターをこなしながら、みつどもえの松岡咲子、ガールズアンドパンツァーのねこにゃー(猫田)、ジュエルペット ハッピネスの近衛ねね、ストライク・ザ・ブラッドの煌坂紗矢華、SHIROBAKOの安藤つばき等、事ある毎にやたら個性の強いキャラクターたちを演じている。そんな個性を活かしながら、モブかわを支えている1人としてこれからの活躍にも注目したい。
第5話
子供の頃の回想に出て来る幼女たち
エンディングクレジットには女の子達という括りで
の4名が連なっている。
諏訪彩花氏は2012年にアニメのモブキャラクターなどを演じるようになり、弱虫ペダルの寒咲幹、人生相談テレビアニメーション「人生」の鈴木いくみ、アブソリュート・デュオの橘巴といったサブヒロイン達をこなしている。反面、コメット・ルシファーではオット・モトーなんていう異なった役柄もやっていたりするので、これからも幅広いモブかわが期待できる。
波田野由衣氏は声優としての活動が数える程度ではあるものの、アスタロッテのおもちゃのリュッカ、ジュエルペットのブラウニーといったピンポイントな役柄を演じているのは興味深い部分がある。今後何らかのはまり役が出れば、モブかわできる機会も増えるかもしれない。
回想でついに唯ママお披露目。
縁の死ぬ話を断片的に聞いてしまったモブ「なにそれー」
縁が唯に変な事を言ったところを見たモブ達
「やっぱりあの三人はあれなの?」
第6話
おかあさんとの鍋回ということもあり控えめ
神 CV:野島昭生
雪の結晶に宿る神、という縁のイメージ
氏は3人の息子のうち長男が野島裕史、次男が野島健児という声優一家を築き上げながらも現役として君臨し続けるベテラン声優の1人。吹き替えやナレーションといった、ダンディな声が活きる場面での活躍が多いので、アニメ作品では脇役が多い印象。その声の渋さだからこそできる役をこなし続けてきた、まさにモブキャラクターを支えてきた声優の1人である。
余談ですが氏のWikipediaで開くとこんな感じになってました。
神アニメってやつですね。
第7話
年明け回のため控えめ
縁の親戚 CV:根本明宏
おせちの回想にて「縁ちゃん栗ばっか食いおるなあ」
根本明宏氏は2013年からアニメの脇役とモブキャラクターをこなしているお方。吹き替えや舞台が多いようで、未知数なところが大きい。案外定期的にモブキャラクターで参加してくるかもしれないので、見つけたら「あ、ゆゆ式の縁の親戚の人だ!」と言ってあげよう。
第8話
進級記念モブかわ
ショートとロングの組み合わせは至高
勧誘モブかわ
階段モブかわ
スカートの中にジャージ、いいよね。
ちなみに体育の授業後にも制服とジャージが混在したモブが見られるが、ここでは顔が視認できないので対象外としました。観たい人は各種有料配信サービスを利用するかブルーレイを買おう。
ゆゆ式 第8話「2年生になりました」 ‐ ニコニコ動画:GINZA
コンビニ店員 CV:櫻井浩美
バイト掛け持ち説と双子説があるそうです(無い)
支援レベルが上がった!
第9話
後輩A CV:石原夏織
後輩B CV:村川梨衣
それぞれ相川さんとふみちゃんの後輩が出て来るシーン
(おかちーの人とのつながり方はどこかゆずこに似ている気がする)
後輩Aの声を演じた石原夏織氏は、モブも演じているもののメインキャラクターへの採用が早い段階で多くなり、ここ数年もサブヒロインくらいの立ち位置に採用されていることが多い印象。そう考えると、氏の演じたモブかわはかなり貴重なものなのではないだろうか。
いつもと様子が違うことを内心気にかけるモブ
いつもとノリが変わらなかったので内心ツッコミを入れるモブ
委員会の話をしてると思われるモブかわ
左にさっきの娘がいるのを見ると彼女もクラス委員長っぽい?
生徒会長 CV:赤﨑千夏
会議が終わった後、相川さんに茶々を入れる。この後の相川さんの反応は是非ブルーレイで。
赤﨑千夏氏は2010年からモブを淡々とこなしていき、キルミーベイベーの折部やすな、中二病でも恋がしたい!の丹生谷森夏、俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎるの春咲千和といった多くのメインキャラクターへの抜擢へと繋がっていく。作品によって重要なキャラクターなどを演じ続ける傍ら、ふとした拍子にモブを演じていたりするので、男の子役なども含めて今後のモブかわに期待したい。
第10話
皆さん三角巾がよくお似合いで。
前髪が隠れてなくてもいい世界線なんですよきっと。
美術部先輩 CV:三宅麻理恵
マイ・ベスト・モブ。ゆずことの関連性が気になるところ。
三宅麻理恵氏は2007年から様々なモブをこなしており、輪るピングドラムの荻野目苹果で初めてメインキャラクターに抜擢される。ここ数年はサブヒロインだったりアイドルマスターシンデレラガールズの安部菜々だったりするものの、毎年のようにモブキャラクターを演じているので、今後のモブかわを支える1人としてかなり期待ができるお方だ。
ロンTの神様 CV:チョー
「お前にロンTを100枚やろう」
モブというにはインパクトが強いキャラクターである。
チョー氏はその名前の存在感から、芳文社界隈ではひだまりスケッチの校長先生、キルミーベイベーのエトセトラボーイでよく知られているが、年代から察してもらえる通りベテラン声優の1人である。仙人みたいなキャラクターから嫌味なおじいちゃん役まで、その手のキャラクターに定評がある。
美術部の先輩が個人的に好きなのと、ゆずこの夢から度々溢れ出るキルミー感がグッと来るので、個人的に大好きな回でした。
第11話
おさげモブかわツインズ。
運動の時だけ結んでいる可能性もあるので解いた姿も見てみたい。
体育の授業中、バスケットボール中に相川さんが突き指をした時に声をかけた子が2人いるのですが、エンディングクレジットには女子生徒 CV:山本希望 だけなのは二役なのか、誰かがチョイ役で兼任したのか。
山本希望氏は2010年から活動をしており、アニメでは僕は友達が少ないの楠幸村、UN-GOの海勝梨江、じょしらくの防波亭手寅といったメインキャラクターたちを演じている。毎年数作品はメインキャラクターを担っていて、モブキャラクターへの参加率が徐々に減っているのがモブかわ的に惜しまれるものの、今後幅広い活躍が見込まれている1人であろう。
ギリギリ顔が視認できるモブたち。
第12話
ピンぼけしているものの貴重な野郎モブシーン
みんなスタイルいいよね。
岡野の弟 CV:加藤英美里
相川の母 CV:植田佳奈
岡野弟という貴重なショタ成分と、相川さんの違った一面が見られる。
エンディングに声だけ出て来るおかあさん先生の電話相手はググってみると加藤英美里らしい。
加藤英美里氏は2004年から活動をしており、らき☆すたの柊かがみ、化物語の八九寺真宵、魔法少女まどか☆マギカのキュゥべえなどといった幅広い活躍を見せている。他にも様々なメインキャラクターやサブキャラクターなどをこなしていて、ここ数年でモブといえるキャラクターを演じたのはゆゆ式ぐらいなものではないだろうか。
氏の交流関係を考えると、堀江由衣演じるおかあさん先生の電話相手だというのも、なるほどしっくりくる配役かもしれない。
そして植田佳奈氏は、2001年からメインキャラクターに抜擢されたりモブをこなしたりを反復しつつ、年々こなす数を増やしているのではないかというくらい参加している時期があるほど演じているキャラクターが多い。2012年まではモブキャラクターもぼちぼちこなしていたが、ここ数年はFateシリーズの遠坂凛をはじめキーパーソン役に絞られている模様。
ゆゆ式のモブキャラクターたち、いかがだったでしょうか。
魅力のある作品は細部にまで魅力が宿るといってもいいと私は考えます。
なお、色がついていない部分も追い始めると、三上小又の脳みそを解剖するが如く、終わりがこなくなること必至だと思うので、私はこの辺にしておきます。
来年もまたノーイベント、グッドライフな年になるといいですね。それでは。