仮設

プレハブ小屋がお似合いさ

KING OF PRISM by PrettyRhythmを観ました

今更ながらKING OF PRISM by PrettyRhythmの感想を。

前売り券5枚綴を買っておきながら1月下旬にインフルエンザをこじらせ、そのタイミングで宮城県イオンシネマ名取)では1月いっぱい(3週)で上映終了してしまい、前売り券が余ってしまったので悔しい限りです。気力があれば県を跨いで見に行ってもいいかなと思う程度には脳みそやられてます。ま、福島から行くとしたら山形かな…(2月9日現在ソラリスにて上映中)

ネタバレ全開で行きますのでご注意ください。

 

 

綺麗に文章でまとまらなかったのでダイジェストでお送りします。

 

・5年くらい前、オーロラドリームに出てくるCallingsのショウさんが繰り出した無限ハグがこんな形で大スクリーンに用いられる日が来るなんで誰も想像つかなかったよね。with love...

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中盤シュワルツローズでトランプマークの3人組が踊っていた時に流れていた曲がCallingsの「1/1000永遠の美学」だと気がついたのは3回目の映画視聴後エンディングロールでした。やっぱり無限ハグはものすごいリスペクトされてたんだなあ。

www.youtube.com

・新作プリズムジャンプ、ママチャリが空を飛ぶわけないだろ…からの「ときめきサイクリング」が、巷で交通事故という例えで言われていたのが最高だった。

あと交通事故つながりでグダさんの記事がキンプリ関係者の携わった他社製品名をポンポン出してくるくだりも最高なので、少々過激な内容ですがおすすめです。よろしい、ならば戦争だ。

 

・この人が寮長なんじゃないかと思うくらいの包容力がある鷹梁ミナト、料理スキルを保有するところからもコウジの立ち位置に来そうなものの、コウジの後輩という情報以外にプリズムショーの腕前が未知数すぎてプリズムジャンプが想像できない。体格的にはアレクサンダーに近くなるんだろうけど、あの体格でフレッシュフルーツバスケットとか正確にやられたらコウジ以上の逸材になれるかも分からない。

 

・寮長の山田さんというのも、プリティーリズムシリーズを見てきた人にとってファイナルファンタジーのシドみたいな存在に。レインボーライブの場合は田中さんでしたが、こちらの名前だけはコウジの手料理シーンでさらりと出てきてましたね。(田中さんからおみやげで貰った~のくだり)

あと見た人の何人かが風呂場の銅像のことを「ラルさん」って言ってて、確かによく似てるけれど某ビルドファイターズとは全く関係無いだけにつられて笑わせてもらいました。

http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/prettyrhythm2012/images/img_chara_23yamada_sp.png

プリティーリズム・ディアマイフューチャー|キャラクター

http://www.gundam-bf.net/2013/characters/12/img/pct_main.png

ラルさん | キャラクター | ガンダムビルドファイターズ

それにしても本当によく似てらっしゃる。

 

・男の娘枠こと西園寺レオがお風呂のシーンでモジモジしすぎて危ない。プリパラのレオナと被ってる感があるのは狙ったのか偶然か…さておき声の担当が永塚拓馬さんなのですが、これで男性なのが凄いですよね。ミルキィホームズの森アーティ(高城元気さん)を彷彿とさせられました。

 

・太刀花ユキノジョウの歌舞伎役者設定が設定紹介で終わってしまったのがもったいないと思いつつも、今後この作品の制作に進展があれば人気投票次第で見られるかもしれないという点で注目されている感じが見受けられる。プリズムショーにはセレノんという漫才コンビが居るんだから、歌舞伎役者だって全然いけますよね。

撫子ロックとか某徒然なる操り霧幻庵みたいな曲になりそう。

 

・シンがお風呂で「なんなのこれー」と悶えるシーン、はじめてキンプリ見た人の半数くらいは(どういう意味で悶えたかはさておき)この感情なのではないでしょうか?何故か見惚れてしまう、という点で共通してると考えれば、より一層シンの視点に入りやすくなると思う。

 

・ストリート系というテーマは、レインボーライブでもカヅキが登場する回で度々持ち込まれていたものの、ストリート側からの反乱因子というのはTVシリーズで描かれていなかった。その点をアレクサンダーは非常にいいポイントを突いてきたキャラクターで、プリズムショーの外部から見たカヅキ(ストリートのカリスマ)がどういうものかを訴えてきた事で、ストリート系にかけている思想だとか、アカデミー系との軋轢のようなものを予感させてくれる。ていうかもうこいつらだけで1本書けちゃうし、そういう背景を持った新キャラがあと何人もいると思うともうね。

 

・アイドルものでは珍しい気がする金持ちキャラこと十王院カケル、本名ネタで涼野ユウといいコンビになりそう。ユウは冒頭でいきなりゼウスを自称してしまうあたり、涼野いとの弟なんだなあとしみじみ。シュワルツローズを見学しに行くくだりから、何かに巻き込まれたり巻き込んだりするキーパーソンになれそうなポジショニングなので、寝返ることはなさそうですが、それこそトランプマークの3人組あたりとバトルしてもおかしくなさそう。

 

・如月ルヰはジュネ側(プリズムワールド)の人種だと考えられるが、1000年越しの告白みたいなのを予告でやっているところを見る限りではなんとも。でもジュネとルヰが鉢合わせたら何か起きそう。実際法月仁がジュネを攫おうとしてるし、いっそプリズムライブしちゃう?(男にもペアともが出てきたら収まりつかなくなるよね)

こちらの記事でそのあたりの設定について予想してるんですが、”りんねちゃんと同じく「煌めきを持った人物と抱き合う」”という指摘を見つけて、そこまでレインボーライブとシンクロしてるのかと思いつつ、どこまで脚本で仕込まれているのかが気になった次第。もしもルヰがエーデルローズに寝返ったりしたら、みんなハグされるんじゃないかな。

 

・「コウジってこんなにエロかったっけ」と映画を見るたびに思っていたけど髪の毛結んでいると言われて何か腑に落ちた。胸キュン体験、はちみつキッス、そして赤い糸、夏の恋と過去のプリズムジャンプをリスペクトし続けるコウジ、シンに稽古つける時のプリズムジャンプして技を決めた時の乙女顔とその直後のマジ顔とのギャップもたまらないよね。お前の心の奥底にあるもの、包み隠さず出してみろ!

 

・冷と聖の対話シーン中に映る雑誌の記事や街中のポスターでちらっとだけ出てくるなるたち。エーデルローズ女子部ことベルローズ編というのも興味ある。あんとわかなが洲崎西みたいな事になっていたり、なるとカヅキが共演していたりと深夜アニメでも続けられるくらいにファクターが眠ってるよこの作品。

 

・Flavorでコウジくんが旅立った後にしれっとエーデルローズ勢がコメントするシーンで、何気にタイガが「カヅキ先輩がいないエーデルローズなんて…」とか言ってて、そこはコウジじゃないんだと思った反面、タイガは本当にカヅキのことを尊敬してたんだなあと。タイガのキャラクター人気があるのは、こうしたさりげない人間関係の描かれ方が一番多かったからかも分かりませんね。

 

・一条シン必殺オーバー・ザ・サンシャイン、もはやメイキングドラマの領域と言ってもいいレベルで未成年の主張が始まり─このシーンでかまいたちのモブも久しぶりに見ましたね─太陽を抱きしめた時にジュネ様かな、と思わせてから心のスイッチをこじ開けに来たところで止めを刺されたよね。

 

・シンの歌ったOver the Sunshine!ってキック(ドッドッっていう芯の太いドラム音)が強くない?と思ってCDで聴き直すとそうでもないのは、ただ単に音響が違うやつかしら。何だかんだ言って映画館って音響良いよね。

 

ゴーストライターな話題が出てきた当時にヒロとコウジのあれこれをやったり、予告で仁が「どんな楽曲もどうしたって何かのパクり」みたいなこと言わせるくらいに、アイドルという存在に対する批評性を物語に組み込んでくるエンタメっぷり。アイドルというジャンルそのものが飽和状態な現状に対するアンチテーゼ、そしてそれを物ともしない勢いで放たれるプリズムの煌めき、これらの交錯が化学反応を起こしてひとつの物語へと形成されるわけだ。

 

感想ここまで


箇条書きでお送りしました。
1ヶ月も経てばもうあちらこちらで感想は満ち溢れているとはいえ、事情が特殊すぎるので私も吐き出せるうちにと思いまとめました。
プリリズヤクザといわれようと続きが見たいものは観たいので、誰かを誘ってでも行ける可能性と気力と体力とお金が揃った時は見に行くのです。もはや資本主義の犬と言われても文句が言えない体になってしまった… 

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はいそこ、指定暴力団とか言わない。

どうしてそんなに続きが観たいかっていうのは、これを読むような人はだいたいわかっている人たちばかりだと思いますし、特に映画を見た人ならその先の向こう側─プリズムの煌めきが見えたからという人もいると思います。あえて抽象的な言い方しましたが要するに色々決着がついてないので続きが観たいんですよね。


それでも敢えて、理由付けをするなら私はこう言います。

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ここまで来たら法月仁にトドメを刺したい。

これについては声を大にして言いたい。

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法月仁を華麗なまでに再起不能にしてほしい。

これが続きが観たいと強く感じた感情の1つ。菱田正和監督も罪深いお方よ。

 

何ならGレコのクンパ大佐みたいな終焉でもいい、とにかく彼の最期をこの目で見届けたいだけなんだ…

ただ単に法月仁がくたばるだけではお話にならないので、プリズムの煌めきの力が求められるわけです。
プリズムキングカップ、いつ見られるかは定かではありませんが、楽しみにしています。

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余談なのですが、巷ではおうえん上映というのが行われているらしく、あいにく私は参加する機会が無かったのですが、ニコニコ動画のコメント欄がライブ会場になったみたいでとても楽しそうです。それにしても武内さんほんといい声で歌ってるよね…

www.youtube.com